灯デザイン

大森駅より徒歩数分の、美味しいイタリアンレストラン。設計はSUGAWARADAISUKEさん。2種類の大きさのペンダントをランダムに吊り、少しカジュアルに、気兼ねなく入れる親しみやすい店内としています。

壁・天井の仕上げが白っぽい中で、光の拡散するペンダントをたくさん吊ると、明るすぎてしまうことが一番の懸念事項。調光タイプのLED電球は、個体差もあってまとめて下限まで調光できないことが多いので、今回は白熱ランプのタイプを探しました。どのメーカーにもあるようなシンプルな形状ですが、白熱OKな器具は意外と少なく…。最終的にコイズミ照明のφ250、φ350のものを採用しました。数や高さは菅原さんと3Dモデルで検証して決定。

また、雰囲気を重視してペンダントを調光すると、料理を照らす光が弱くなってしまうため、テーブル面には別にスポットライトを用意しました。こちらもペンダントの色味とのマッチングを考慮し、またイタリアンのトマトの赤味にこだわり、ハロゲンを使用しています。視覚的な賑わい・環境光としてのペンダントと、お料理を照らす機能的なスポットライト。必要な光を役割分担することで、それぞれを最適に調光し、全体のバランスをとることができます。

ワインもとっても美味しいです。是非立ち寄ってみてください。TRATTORIA KAWANABE

場所：東京、大田区
竣工年月：2013.9月
設計事務所/architect：SUGAWARADAISUKE

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